野営用火器
1番最初に手にしたのはOptimus 8R。ホワイトガソリン専用のいわゆる液燃火器。コイツはスウェーデン製。今から35年ほど前かな。
このストーブは性能も低く、ケースはすぐ錆びる。それでもなぜか好きでほぼ全年代を集めてしまった。燃焼時間は20分くらいなのでコメは余裕で炊ける。
使用している物以外にこれだけ。最後のは最終型で新品未使用箱入り。画像じゃわかりにくいが、どのモデルもかなりのGoodコンディション。MintまではいかないがExcellent survivorってとこか。
この8Rをきっかけに色々使い出したが、当然1980年代に流行っていたColemanも使った。
1番使ったのがSports Star model508。バイクツーリングやジムニーでの林道ツーリングによく使った。ジェネレーターが詰まってすぐ不完全燃焼になる記憶がある。元々バックパッキング用ではなく、車やバイクでのレジャー用。
今から35年前の当時でもすでに火器の主流はガスに変わりつつあった。登山でもこんな500g以上〜1kgもあるような火器を使う奴はすでに変わり者レベルで、ワンゲル部や登山部で辛うじて灯油ストーブ使ってたんじゃないかな?
私物の灯油ストーブ、プリムスだが、当時でも実際に山で使っている人は見たことがない。
21年前のシーカヤックによるカナダ沿岸水路遠征時。写真を見るとこの時もプリムスのガスバーナーを使っている。大鍋使う時は別体型だ。鍋は当時最新のMSRブラックライトと思われる。
アクティビティー中に食事を作るというのはかなりの真剣勝負だ。我々は上陸してすぐ焚き火を熾し、料理を始めたが、海外のこういった多くの場所のように焚き火ができないエリアも多い。素早く体が暖まる栄養あるものを作るには手間がかからないガスバーナーを使うのは当然かもしれない。このとき食べたムニエルは自分が上陸後すぐに釣った物。美味かった。
液燃ストーブにこだわっていた自分はこの頃はMSRを1番多用していた記憶がある。この画像以外にもDragon Flyもよく使った。どれも火力は良い。音は凄まじい。
Optimus “Svea” 123R 自分的には8R以上に雰囲気で使う道具。
ガスストーブの場合、110缶でおおよそ30分くらい使える。これも上手に運用しての話。この缶で500円くらいかな?この運用時間を見ればわかるように米炊きやカレー料理なんかをガスストーブでやっていたら金がいくらあっても足りない。ガスは湯沸かし専用の短時間運用なら最高にパフォーマンスがいい。火力も強く、手間がない。となると、ガスストーブはジェットボイル系のキャニスターストーブ一択でもいいのかなと思ってしまう。かつて、自分だけ日本初上陸のジェットボイルを使って湯を沸かしていたら、雪山で皆が飯を食い始める前に自分は食い終わっていたことがある。寒冷地やロングトリップではこの時短の効能は圧倒的で時短は燃料削減にもつながる。複数日の運用ならその重量という欠点をを燃料消費のメリットが上回るだろう。
プリムス エクスプレス スパイダー。ガスでもガソリンでもロープロファイルが好きなので別体型のみ。このモデルは炎が拡散型でなく集中型なので小型クッカーにはロスなく最高だと思う。クッカーの周りに回り込んでる火はほぼエネルギーロス。
メインでよく使うのは未だにアルコールストーブ。エバニューのチタンとトランギア。トランギアのストーブはやはり安心できる。使い方を工夫すれば火力の弱さは気にならず、焚き火のように暖も取れる。ストームクッカーは他の火器を含めたセットの中でもトップクラスの性能。ただし、山小屋では禁止の場所が多いので山小屋ではガスストーブ持つしかない。ストップバルブも無いしCO Makerだから致し方ない。実質焚き火扱いと同じ。草食系でおとなしそうに見えるアルストは意外と危険物だ。
Esbitポケットストーブ。これも意外と使える。米だって炊ける。釣り用もしくはバックアップ用。